9月9日（日）
昨夜、部屋の仲間と飲み会の後カラオケバーに行って大騒ぎ。
飲みすぎました。反省です・・・
そのため、朝のヨガやノルディックウォークをパスしてしまいました。
重ね重ね大反省。
起床が７時４０分過ぎ。
慌てて着替えてウクレレ練習会へ。今日は経験者と初心者に分かれて練習。
午前中は比較的ゆとりがあったので、デッキで「ユリシーズ」を読む。
つながりのない文章に四苦八苦しながらも、少しずつジョイスの描きたかったことがわかりつつある。ほんとに頭の中の思考をそのまま表現してるんだな。それから、本物の「オデッセウス」との関連も考え、文章表現に変化を持たせるあたりもなんとなくわかってきた。
（いや、わかったと言えるレベルではない・・）
ちなみに、自分がジョイスのように今の様子を表すと、
「キーボード。
若者の会話。英語がじょうずな人がほんとにふえて、足音、静かに、
ピアノがなり始めた。曲、曲、意外に安いお酒、曲、
キーボード、文章を書き続けよう。
暗黒、海、水深１７００m。
進む船。ピアノ、、、」
こんな感じです。
今日は第１０章の「セイレーン」を読み切った。自分を褒めてやろう。
船内は、いろんな企画や講座にがんがん参加する人と、デッキでゆっくりのんびりする人に分かれてきた感がある。もちろんそのどちらかに完全に偏ることはなく、それぞれが自分の状態と船内新聞の企画を見比べて、1日を過ごす。
悪くない。
１１：３５ 「セビジャーナス フラメンコの初歩の初歩」
MASAKOさんの自主企画に参加してみました。
スペイン語を習い始めたので、スペインつながりです。
参加者は女性５０人、男性５人というところか。
若干恥ずかしさもあるけど、しっかりステップを練習してきました。
なんとか続けられそうな気が・・・
昼食後、デッキの柱を写真に撮る。
ほとんど影がなく、太陽が真上付近を通っているのがよくわかります。
船内掲示では、明日に真上を通るという話。その瞬間にデッキにいられるかなあ・・・
１３：１０〜１３：５０「GET スペイン語ワークショップ」
有料でスペイン語を習う人が初めて集まりました。
まったくの初心者の人、少しだけ勉強してきた人（含自分）、さらに上手な人、イタリア語を勉強してきたので似てるなあと話す人、いろいろなタイプが総勢１５人。
今日はまだ発表になりませんが、３クラスに分かれて学ぶことになります。
今日は１５人全員で簡単な会話やゲーム。
習った単語は「歌う、走る、食べる、旅行する、踊る、飲む」など簡単な動詞を使ったエクササイズ。若干の緊張の中にも和気あいあいとした良い時間でした。
もし、ピースボートを考えている人がいたら、スペイン語もいいですよ。参加者が少人数だから、みんなで頑張っていこうという気持ちが湧いてきます。もちろんス友達もできます。
１３：１０〜１３：５０ 野平晋作さんのお話
「私が見た９．１１」
アルカイダのテロ攻撃のあった9月11日の様子を、野平さんやアメリカ国籍のピースボートスタッフが語ります。悲惨な出来事でしたが、「○○が悪い」という言葉で片付けず、「なぜこんな事件が起きたのか。」を考えていきたいという趣旨でした。対立でなく融和をめざすピースボートの理念を感じます。
１６：００〜１７：００ 講演「昭南島 日本占領下のシンガポール」
こちらも野平さんのお話です。
真珠湾攻撃の日、東南アジアにも侵攻した日本軍のこと。今だに戦後の処理がうまくいっていない現状など、重い話でした。最後は「日本が侵攻した跡を巡るツアーに空きがあります。」というCM。
ごめんなさい。普通の観光ツアーに申し込んでいます。
普通に観光してきます。
でも、かつて日本軍がここを占領していたという事実を忘れないように見てきます。
このあと、キップ・ケイツさんのワークショップに参加する予定でしたが、夕食の「鳥丼」をもらっている時に声を掛けられ、そのまま飲みに行くことに。
講演会も興味深いけど、たまたまここで一緒になった人との関わりも捨てがたいものです。お互いの人生と船に乗ったことの意味やこれからのこと、多く参加している若者のことなど、楽しいひとときできた。
今、２０：３６（日本時間２１：３６）
少し離れたところでは、若い女の子達が踊りの練習をしています。カラオケ大会の練習みたいです。
２０：１５から「フレンドシップカラオケ大会」がスタート。９９回クルーズなので9月9日に開催した企画です。出演者は昨日まで募集しており、今日はリハーサルなどもありました。成功を祈ります。
カラオケ大会を覗く前に星を見ようとデッキに出たら、以前食堂で同席した青年から声をかけられました。かわいい彼女と一緒に参加している好青年。船を降りたら大学に行きたいという。頑張って実現させてほしい。（この船自体も大学のようなもので、かなりの学びがありますが。）
結局１時間くらい話をしたけど、じじいの話をきちんと聞いてくれる姿勢に心を打たれます。おかげでカラオケ大会を見逃したけど、一人の青年とじっくり話をしたことに価値がある、そんな夜でありました。
